2012/02/21

第16回「山賊焼を考える会」を開催 商品開発を行う企業などが参加しネットワークが広がる

2012年2月21日、松本大学に松本・塩尻両市の関係者をはじめ約30名の参加者が集まり、第16回「山賊焼を考える会」(※)が開催された。昨年開始された「山賊焼の日」(塩尻3月8日・松本同9日)の内容や、山賊焼の原料となる鶏肉の県内での処理問題などが話し合われた。特に今回は、新たに高速道のサービスエリアやパーキングエリアのレストランや物販関係者、土産物の製造業者などが10名近く参加し、表記の統一やお互いの協力体制などについても話し合われた。鶏肉の生産から製造、販売、そして関連商品の開発のネットワークが拡がり、今後地域の産業振興や活性化に寄与することが期待される。

※山賊焼を考える会とは?
2010年に山賊焼発祥の地の塩尻の関係者と最近8年間にわたって山賊焼の普及に取り組んでいる松本食堂事業協同組合青年部のメンバーを中心として、より地域の拡がりの中で山賊焼をアピールしていこうという趣旨によって設立されたネットワーク組織である。塩尻市からは、市ブランド推進室や元祖の「山賊」の店主をはじめ、飲食店や高速のパーキングエリアの責任者などが、松本からは食堂事業組合青年部が参加している。設立のきっかけは、食堂事業組合青年部とのワークショップや大学祭でスティック山賊焼の販売など、白戸ゼミナールが山賊焼の普及に取り組む中、市内のスーパーなどで山賊焼を販売する本郷鶏肉の山崎肇社長から「塩尻と松本の間にある軋轢を埋め、お互いに切磋琢磨してよきライバルとして山賊焼の普及を進める必要性があるのでは」との呼びかけに、2009年春から本学観光ホスピタリティ学科長の白戸ゼミナールが協力したことによる。